外貨預金 用語集

各国の中央銀行

BOE
英国で日本銀行に相当する機関で、イングランド銀行(Bank of England)の略称。政策決定機関としては金融政策委員会(Monetary Policy Committee)があり、MPCと呼ばれる。MPCは毎月上旬に開催される。
ECB
欧州中央銀行(European Central Bank)の略称。ECB役員会メンバーとユーロ参加各国の中央銀行総裁で構成される理事会が最高意思決定機関。理事会は原則として2週間ごとに開催される。2週間物の売戻し条件付債券買いオペ(レポ)の入札による公開市場操作(主要リファイナンシング・オペレーション)が主たる金融政策の手段で、このレートを政策金利としている。
FRB

米国で日本銀行に相当する機関で、連邦準備制度(Federal Reserve System)の略称をFEDと呼ぶ。FEDの意思決定機関である連邦準備制度理事会(Board of Governors of the Federal Reserve System)は、米国の金融政策の基本方針決定に中心的な役割を果たす。一般にFRBと呼ぶ。

また、公開市場委員会(Federal Open Market Committee)は、日本銀行の政策委員会に相当する最高意思決定機関で、年8回、約6週間ごとにワシントンの理事会会議室で行われる。一般にFOMCと呼ぶ。

RBA
豪州で日本銀行に相当する機関で、オーストラリア準備銀行(Reserve Bank of Australia)の略称。RBAの最高意思決定機関は「準備銀行理事会」で、理事会会合は1月を除く毎月1回、第1火曜日に開催され、結果は翌日公表される。
RBNZ
ニュージーランドで日本銀行に相当する機関で、ニュージーランド準備銀行(Reserve Bank of New Zealand)の略称。RBNZは6週間ごと(年8回)に政策金利を見直している。

金利

FF金利
FF金利とは、フェデラルファンドレート(Federal Fund Rate)の略称で、市中銀行が日々の資金の過不足を融通し合う際の金利。米国の短期金利の指標となる。
政策金利

金融政策をつかさどる中央銀行が定める金利で、日本の場合、無担保コールレート翌日物(市中銀行が日々の資金の過不足を融通し合う際に適用される金利)のことを指します。日本銀行は、金融政策決定会合(原則として月2回開催されるが、金融政策に関する決定は月1回)において、この金利の誘導目標を定めて必要な施策をする。政策金利は短期金利の指標となり、ちょうど、米国のFF金利に相当する。なお英国のレポ金利、豪州のキャッシュレート、ニュージーランドのオフィシャルキャッシュレートをそれぞれ各国の政策金利と呼ぶ。

なお、公定歩合は「中央銀行が市中銀行に貸し出す金利」のことを言い、金利自由化を経た現在の日本では、金融政策の中心ではなくなっている。

為替

先物外国為替相場
取引日から翌々営業日までに資金の決済を行う外国為替相場を直物(じきもの)外国為替相場と呼ぶ一方、資金の決済を将来のある時点で行うことを前提とした外国為替相場を先物外国為替相場と呼ぶ。外貨預金などでは「先物予約」などに応用されているが、水準には、取引日と将来の資金決済日における通貨間の金利差が反映されるため、期日が長くなると、取引時点の直物外国為替相場と大きくかけ離れた相場水準となる可能性がある。
TTS
TTM(仲値)
TTB
TTSは、銀行がお客さまに対して外貨を「売る」直物電信外国為替相場。お客さまの場合、外貨預金に預け入れる際に適用される。TTBはその逆。なお、TTM(仲値)は、TTSとTTBの中間値を指す。通常、銀行は午前10時頃、通貨ごとに「公示仲値」を公表する。当社の店頭の場合、公示仲値に為替手数料を加えた値をTTS、為替手数料を差し引いた値がTTBになる。
為替変動リスク
為替相場の変動により為替差損益が出る事象のことをいう。例えば外貨預金の場合、円安(円高)で預け入れ、それよりも円高(円安)で払い出すと、為替差損(為替差益)が生じ、為替差損が生じた場合には円建てで元本割れとなる可能性がある。
購買力平価
異なる通貨の物価をもとに算出する理論的な為替レート。
「ある時点の基準為替レート×A国の物価/B国の物価」により算出される。
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