アタマのすみに、チョコッと……

「わたし遺産」の作品募集が三回目を迎えます。さいわい一回目、二回目ともたくさんの方々に歓迎され、予想をはるかに超える充実した文章が寄せられました。
たとえば、娘の手から離れた風船を取り戻してくれた若者ふたり。たとえば、新婚時代に亡き妻の提案で買った、いまはもう動かない腕時計。あるいは……。
レベルが高くて、選考に苦労する――担当者にとって、これほどしあわせなことはありません。ありがとうございます。
さて、今年は。
実は、題材を、私的な「人・モノ・コト」から、もう少しだけ拡げて考えていただく。そうした試みも、また、いいのかな、と思っています。
「私的」なんだけれど、たくさんの人が共感し感動するようなステキナシテキ=素敵な「私的」、といいましょうか。
「わたし遺産」でありながら、同時に「わたしたち遺産」とも呼べる「人・モノ・コト」、
と申し上げたらいいのかもしれません。
そんなこともアタマのすみにチョコッと置きながら、もちろん自由自在な発想でお書きくださいませんか。
お待ちしています。

栗田 亘