確定給付型企業年金や確定拠出年金など、企業年金制度の仕組みについて解説します。

企業年金制度の概要

日本の企業年金制度は、以下のような三階建ての構造になっており、「企業年金」は三階部分に含まれています。

日本の企業年金制度の構造
  • 企業年金制度はその性質から、確定給付型企業年金(確定給付企業年金・厚生年金基金)と、確定拠出年金(企業型)の2つに分かれます。
  • なお、平成17年10月から、企業年金間で年金の権利を持ち運ぶ制度(ポータビリティ)がスタートしています。

確定給付型企業年金について

あらかじめ確定した給付額を賄うのに必要な掛金を、年金数理計算に基づき、企業が拠出します。企業の拠出額が変動します。

確定給付企業年金・厚生年金基金の一形態として、確定拠出年金の特性も一部併せ持つハイブリッド(混合)制度であるキャッシュバランスプランがあります。

確定拠出年金について

企業が拠出する従業員ごとの掛金額が一定のルール(給与によらず定額、給与の一定割合など)に従い確定しています。
従業員自ら運用を行い、運用実績により従業員ごとに年金給付額が変動します。

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