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住宅ローン控除は10年（場合によっては13年）で終了となります。還付金がなくなることによって、住宅ローン返済について心理的負担が増える方もいらっしゃいます。お客さまの中には、住宅ローン控除期間が終了を迎えた後どうすればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、住宅ローン控除が終了する際に確認すべきポイントを3つにまとめてご紹介します。

1.家計の見直し
まずは還付金がなくなった後の家計の収支を再確認し、無理のない返済計画を立てましょう。
その中で検討することは2つです。
（1）繰上返済
現在手元にある余裕資金にて一部または全額繰上返済することで、その分の金利負担がなくなり、総返済額を減らすことができます。一方で急な出費に備える資金が手元から減ってしまうというデメリットもあります。
（2）資産運用
繰上返済をせずに、資産を運用することも1つの方法です。長期的な視点で運用することで将来必要になる資金を確保することが期待できます。
ご自身のリスク許容度や将来の計画に基づいた方法を検討しましょう。

2.住宅ローン契約・団体信用生命保険の保障内容の確認、医療保険の見直し
住宅ローン契約や団体信用生命保険の保障内容を再確認し、必要に応じて医療保険の見直しを行うことが重要です。保険料は見直しやすい支出の一つです。健康状態やご家族状況の変化も踏まえて、最適な保障内容を検討しましょう。

3.ご自宅の見直し
「10年近く生活した自宅がライフスタイルに合わなくなった」、「直したいところが出てきた」というお悩みも多くございます。以下の2つを検討してみましょう。
（1）住み替え
いくつかの条件を満たして住み替えをすることで、再度住宅ローン控除が適用可能な場合もあります。ご家族状況が変化して住まいが手狭になった方、住環境を変えたい方には住み替えがおすすめです。
（2）リフォーム
リフォームの際にもローンを利用することで、新たな控除を受けることができる場合もあります。家屋には一般的に10年程度でリフォームするべきとされている場所がいくつかあります。今の自宅に長く住もうと考えている方は、リフォームがおすすめです。
住宅ローン控除が終了してローンの負担が大きくなるタイミングは、自宅について考える良いタイミングでもあります。税制を活用すれば思ったよりお得にご自宅の見直しができるかもしれません。この機会にご検討ください。

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