第7回 受賞作品

大賞3作品、準大賞20作品、心のふるさと賞
1作品、学校賞受賞校名をご紹介いたします。
受賞者の皆さまの大切な思いがつまった
「わたし遺産」。ぜひご覧ください。

第7回 選定を終えて

栗田 亘(コラムニスト)

どこにでもある「遺産」

 日々の暮らしの何でもない(と思っている)一瞬。記憶の底に沈んでいる(と思っている)断片。自分が感動し、ほかの人も感動させる素材は、どこにでもある。そんな思いがますます強くなりました。

穂村 弘(歌人)

時間の塊

 文章を読むだけで登場人物の声が聞こえてくる。行ったことのないはずの場所や時代が、くっきりと思い浮かぶこともある。「わたし遺産」とは、今も生き生きとその人の心の中にある時間の塊のことなのかもしれない。

大平 一枝(ライター)

「わたし遺産さがし」は楽しい

 行間から、書き手の日常や過去の「わたし遺産さがし」を楽しんでいる様子が、生き生きと伝わってきた。文章力は問わない。視点のおもしろさ、思いの深さが大事だ。小中学生や若い世代の応募が増えるとさらに嬉しい。