ナショナル・トラストとは

ナショナル・トラストの歴史

ナショナル・トラスト活動は、産業革命に伴い急速に都市拡大が進行した19世紀のイギリスで、3人の市民により始められました。1895年に「市民の憩いのために必要なオープンスペースを取得し、将来の人々のために残していく」という基本理念の下、非営利団体「英国ナショナル・トラスト」が設立されると、寄付や寄贈の申し出が続出しました。同団体は2013年現在、390万人の会員と7万人超のボランティアが支える英国最大の自然保護団体となっています。
日本でナショナル・トラストの取り組みが始まったのは1960年代半ば。古都・鎌倉において、鶴岡八幡宮の裏山にある「御谷(おやつ)の森」での宅地開発計画に反対する住民らが、イギリスで始まっていたナショナル・トラストの考え方にヒントを得て募金活動を展開。集まった基金と鎌倉市からの援助で土地を買い戻し、森を保護することに成功したのが始まりです。
それから半世紀。ナショナル・トラスト活動の輪は着実に日本全国に広がり、各地でそれぞれの風土に根ざした運動が展開されています。都市に残る貴重な自然を守る、希少な動植物の生息地を守る、水源となる原生林を守る・・・取り組みが進む地域の数は全国で50以上。運動によって保護されている土地の面積は、約9,000ヘクタールにもなりました。
日本のナショナル・トラスト活動発祥の地となった鶴岡八幡宮・御谷(おやつ)森

日本のナショナル・トラスト活動発祥の地となった鶴岡八幡宮・御谷(おやつ)の森

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