第1回 U18賞作品
U18賞は、応募時の年齢が18歳以下の方の作品を対象に選定する賞です。
第1回は、身近な存在に感謝しながら、
学生らしい瑞々しい感性と新たな可能性を感じさせる3作品が選ばれました。
部活漬けJKを
救ってくれた“マジ神”賞
清野 すみれ(山形県 15)
選評
大平 一枝
大平 一枝
大変さを察したかないちゃんも素敵だし、かないちゃんママもあたたかい。よその子に毎週欠かさずなど、現実的にはなかなかできることではない。見返りを求めない愛情にも感嘆するが、わたし大賞にそのママを推す、書き手の素直な感性にも拍手を送りたい。
いつもそばにいてくれて
ありがとう賞
石井 志温(大阪府 17)
選評
藤川 幸之助
藤川 幸之助
ダサいスカート丈が膝上2センチのオシャレなスカートに変わっていった6年間。「汗、涙、よだれ」のシミとは、楽しい事ばかりではなかったに違いないが、とても充実した期間だったことがうかがわれる。その一日一日への愛おしさが制服を通し深く伝わってきた。
世界一のおばあちゃん賞
岩見 真歩(兵庫県 17)
選評
穂村 弘
穂村 弘
「不登校児あるあるなんだけどさ」と、語りかけるように始まる文章に引き込まれる。その生き生きとしたリズムから、大好きな「ばあちゃん」への気持ちが伝わってきた。「ねぇ、ありがとう」という結びも最高だ。