学校ビオトープ 芝山湿地

三井住友信託銀行のサステナビリティ活動

芝山湿地は、千葉県船橋市にある県立船橋芝山高等学校が敷地内で保全整備する学校ビオトープです。1978年の創立以来放置されていたヨシ原湿地を、かつての姿である谷津田(やつだ)の環境に復元しました。
芝山湿地の整備・保全活動は、次世代への教育活動と里山環境の復元を目的に、1999年から始まりました。活動を始めた当初はセイタカアワダチソウやヨシで単調になっていた湿地も、長年にわたる環境維持活動によって、現在では29種の絶滅危惧種を含む740種以上の生きものの生息が確認されるようになり、地域の生物多様性保持に貢献しています。船橋芝山高等学校は、この長年の取り組みが評価され、公益財団法人日本生態系協会が主催する「全国学校ビオトープコンクール 2007」では金賞を、2年後に開催された同コンクールでは特別賞「日本生態系協会会長賞」を受賞しました。

環境教育の授業を受ける生徒たち

環境教育の授業を受ける生徒たち

埼玉県生態系保護協会の堂本事務局長がファシリテーターを務めました

埼玉県生態系保護協会の堂本事務局長が
ファシリテーターを務めました

2017年2月、三井住友信託銀行はESDプロジェクトとして、千葉県立船橋芝山高等学校の科学研究部生物班の生徒など約20人を対象に、環境教育の授業を実施しました。科学研究部生物班は、芝山湿地の定期的な保全・整備活動、湿地に生息する生物の飼育や調査に取り組んでいます。今回のESDプロジェクトは、生徒たちのこれらの活動をサポートすることを目的に企画したものです。
授業では、埼玉県生態系保護協会の堂本事務局長がファシリテーターとなり、県内の貴重な自然や生きものについて解説した映像教材などを用いながら、ビオトープの生態のみならず、周辺地域の自然環境を通じた「関東エコロジカル・ネットワーク」という大きな枠組みについても説明しました。
生徒たちは、普段自分たちが整備している湿地が河川を軸とした生態系ネットワークの形成に不可欠であること、地域の生態系保全に大きく貢献していることを学びました。 堂本事務局長は、「エコロジカル・ネットワークを構築することで、地域全体が自然豊かになる。ビオトープ活動を通じて様々な生きものが安心して暮らせる環境をつくろう」と次世代を担う生徒たちに呼び掛けました。生徒たちは、地域の生態系保全のためできること、活動を引き継ぐ大切さについて意見を発表しました。

ページトップへ戻る