Gコース・証券業界出身

証券代行部 次世代ビジネス検討チーム

秀平 恵里HIDEHIRA ERI

2021年入社

これまでのキャリアCAREER PATH

2002年
司法書士事務所に就職。
2006年
証券会社に転職し、法務・コンプライアンス部門を経てDX推進の業務に携わる。
2021年
三井住友信託銀行に転職。前職の経験を生かして、証券代行のDX化を進める。

近年、各業界でDX化が急速に進んでいます。私は大学卒業後、司法書士事務所に就職。その後、証券会社に転職し、法務部やコンプライアンス部門を経て、企画部門に異動し、DX推進業務を担当しました。当時、メインで携わったのが書面のペーパーレス化や各種手続きのデジタル化です。証券会社がお客さまに交付する書面は法的な根拠に基づくものが多く、ペーパーレス化やデジタル化の際には法的な要件を整理する必要があり、司法書士事務所や法務部時代に培った知識を発揮して、DX化におけるリーガル面を担当しました。その後、親会社の銀行に出向し、顧客の相続手続きのDX化をサポート。このとき、外の世界に触れて、金融業界のダイナミズムのようなものを感じ、「もっと大きなこと、新たなことに挑戦してみたい」と漠然と思うようになりました。
私が転職を考えたのは、ちょうど、会社法改正により「株主総会資料の電子提供制度」が創設されたのがきっかけです。かねてから、毎年6月頃に郵便ポストに投函される大量の株主総会招集通知をペーパレス化できないかと考えていたこともあり、これまで培ってきたスキルを活かして、ペーパーレス化に貢献できたら――。このような思いが、三井住友信託銀行に転職した決め手となりました。

インタビュー01
インタビュー02

私が在籍する「証券代行部次世代ビジネス検討チーム」は、その名の通り、次世代の証券代行業務を見据えた戦略を企画・推進するチームです。証券代行とは、株式を発行している会社の「株主名簿管理人」として、株主総会の支援や株式に関わる諸手続きを行う業務ですが、当社は証券代行業務においてトップレベルの実績を誇っており、常に先を見据えた取り組みを積極的に進めてきました。特に近年はDX化が大きなテーマであり、次世代ビジネス検討チームでは、現在、バーチャル株主総会や、株主総会招集通知のWEB化など、DX化の取組を推進しています。
私は入社後、次世代ビジネス検討チームにて、主にペーパーレス案件を担当してきましたが、入社半年後にチーム長に就任し、マネージメントや部下の育成も担うようになりました。辞令をいただいたときは驚きましたが、会社の期待に応えるためにも、しっかりとチームを率いていきたいと考えています。次世代ビジネス検討チームのメンバーはいずれも優秀で、他に負けない良いサービスを提供したいという情熱を持っています。また、半数がキャリア入社で、幅広いバックグラウンドを活かした検討ができるのが強みです。コミュニケーション良く一人ひとりの能力をいかに引き出し、発揮してもらうかが、チーム長である私の腕の見せどころです。

インタビュー03

次世代ビジネス検討チームに限らず、当社の社員はいずれも誇りと情熱を持って仕事に取り組んでいます。本部・営業・グループ会社が広く参加する週次の勉強会は、そのクオリティと参加率の高さに転職当初驚きました。「業界の最前線を走り続けていく」というプロ意識と、「仲間と協力しながら前に進んでいこう」とする温かな思いが合わさって、三井住友信託銀行ならではの社風を生み出しているように思います。転職活動で当社の面接を受けた際、どの面接官からもこのような社風を感じ取ったことが、三井住友信託銀行に転職した大きな決め手となりました。
また、私は二人の子を育てながら仕事をしています。下の子は今年、小学生に上がったばかりですが、「子育てと仕事の両立」という面においても当社は非常に恵まれています。「キャリア採用だから」「子育て中だから」と言った理由で、転職後のキャリアが狭まることは一切ありません。むしろ、転職半年後にチーム長に昇格するなど、望むキャリアを叶えることができています。この点もまた、三井住友信託銀行の良さかもしれません。
私たちが今、取り組んでいる証券代行のDX化は、まさに新しい取り組みです。単にDX化を進めるのではなく、株主様の立場になって、使いやすい仕組みにしていきたいと考えています。社会のインフラとして、誰もが、いつでも、どこでも、デジタル化の恩恵を享受できる社会の一端を担いたいと考えています。そして、実際にその道筋を描いていることにワクワクしています。何よりも私自身が仕事も子育ても心から楽しみ、その思いを共有することで、次に続く世代への道標となることを願っていますし、私自身の経験を活かして全力でサポートしていきたいと考えています。

転職して活かせているスキル

前職は証券会社で法務、コンプライアンス、DX推進を行っていました。同じ金融業界でも、証券会社と信託銀行では役割が異なりますが、新しいビジネスを推進する上で、リスクを明確にし、整理した上で案件という仕事のプロセスは同じです。転職したことで、より客観的に見えてくる点もあり、それも含めて今までの経験が活かせていると感じています。また、証券会社時代、銀行に出向した経験など、幅広い業務に携わることで得た知識や経験が、私自身の大きな強みになっていると思います。