Interview
「数理」を駆使し、
金融の世界に確かな未来を描く。
年金アクチュアリーという、生き様。
韓Han
資産運用事業
年金信託部
2018年入社
2018年入社
Career Pass
これまでの歩み
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入社のきっかけ
数学的素養を活かして社会に貢献したいと考え、確率や統計を用いて将来のリスクを予測する「アクチュアリー」に関心を持った。中でも年金分野で業界トップの実績を持つ三井住友信託銀行なら専門性を高めながら成長できると感じ、入社を決意。
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初期配属(1年目の仕事)
年金信託部・数理チームへ配属。確定給付企業年金(DB)制度の掛金や退職給付債務の算出などさまざまな計算業務と、会社の資格取得サポートを活用した試験勉強の両立を図る。
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現部署・チームの業務内容
数理業務の基礎を習得後、希望していた年金コンサルティング部へ異動し、退職給付制度の設計業務を経験。アクチュアリー試験全7科目に合格後は再度年金信託部に戻り、現在は年金数理のスペシャリストである「年金数理人」として計算業務の責任者を務める。
社会の安心を、数理でデザインする。
私たち年金アクチュアリーの仕事は、企業の従業員が退職後に受け取る退職金・企業年金の仕組みを数理の力で支えることです。たとえば「現在の掛金で将来どれくらいの年金を支払うことができるのか」「制度を安定して運用し続けるには何を見直すべきか」といった点を、確率や統計を用いて予測・設計していきます。私はその中で計算結果の正確性の確認や制度改定時の検証を行うなど、チーム全体の業務品質を守る役割を担っています。また、導き出した結果をお客さまにわかりやすく説明し、納得していただくまで責任を持つことも私たちの仕事です。こうした統計や確率の理論を使い、将来のリスクやお金の動きを“見える形”に変えていくのが「アクチュアリー」と呼ばれる職業です。私はその専門性の高さと、超高齢化社会や公的年金の縮小といった環境の中でも、働く方々が安心して老後を過ごす社会の仕組みを支えるという意義の両方に惹かれこの道を選びました。数理の力で制度を守り、人々の安心をつくっていく。そうした一つひとつの積み重ねに誇りを感じて働いています。
“どう伝えるか”を追求した、挑戦の1年間。
入社3年目のとき、お客さま向けの計算結果報告書を全面改訂するプロジェクトを任されました。数理計算結果と聞くと、一般的には難しいというイメージを持たれるお客さまも多く、改訂前の資料は同じフォーマットを長年使用していたため、「数字が多く読みづらい」という声があがっていました。また、お客さまごとに退職給付制度が異なるためオーダーメイドによる手加工も多く、当社の事務負荷も相応にありました。私に与えられたミッションは、報告書の内容改善によるお客さま満足度の向上と、DXを活用した業務効率化を両立させることでした。当社で年金総幹事を受託している約1,300社全てのお客さまに影響を及ぼす重大なプロジェクトであったため、約1年かけてページの構成順や説明方法を見直し、図表を効果的に用いながら、読み手の視点でデザインをつくり直しました。さらにツール改良による報告書作成の自動化にも挑戦し、チーム全体の業務品質と業務効率を向上させることができました。従来のやり方を変えるため社内調整にも時間を要しましたが、関係者と何度も意見を交わし、一つひとつの課題に丁寧に向き合う中で少しずつ形が見えていきました。完成した報告書はお客さまに「見やすくなった」と喜んでいただき、説明を担当する営業担当からも「説明しやすくなった」と好評でした。手作業の大幅削減により業務効率も上がり、既存の業務プロセス改善により新たな付加価値を生んだ取り組みとして社内で表彰もいただくことができました。数字を導くだけでなく、“どう伝えるか”の大切さを実感し自分の成長にもつながる貴重な経験でした。
専門性を磨き、チームとともに未来を描く。
入社6年目に「アクチュアリー正会員」の資格を取得しました。平均で8年ほどかかると言われる難関試験ですが、日々の業務での学びが試験内容と結びついていたこともあり、実務と勉強を往復しながら合格することができました。その後実務経験を積み、今は国が認める「年金数理人」として実務を行っております。年金数理人は全国で1,000人もいない希少な専門資格で、取得すればお客さま企業と直接契約を結び、年金制度の設計や運営を数理面から支えるアドバイザーとして関わることができます。今後も知識の研鑽を続け、将来的にはこの業界をリードするような存在になれるよう日々自己研鑽を続けていきたいです。さらに、現在は個人の成長と並行して、責任者としてチーム全体の底上げにも注力しています。特に意識しているのは、答えを教えるのではなく「自分で考え抜く姿勢を育てる」ことです。後輩が作成した報告書を一緒に見ながら、「数字の背景は?」「この判断にいたった理由は?」と問いかけ、共に考えることを大切にしています。この仕事に唯一の正解はありません。お客さまの制度内容や社会情勢などによって最適な答えは変わります。だからこそ、その時々の条件を整理し、自分の頭で考え抜く力を身につけてほしいと思っていますし、その力になれるなら全力でサポートします。数理の力で制度を守り、人の暮らしを支える——。そんな使命を胸に、これからも専門性を磨き続け、チームとともにより確かな未来を描いていきたいです。
