Interview
経済的リターンを伴う
サステナビリティの実現で、
資金と社会の流れを変えていく。
梶川Kajikawa
経営管理
サステナビリティ推進部
2013年入社
2013年入社
Career Pass
これまでの歩み
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入社のきっかけ
大学・大学院では応用生命科学を専攻し、酵素の構造解析を研究。研究を通じて知的好奇心は満たされたが、「誰かの役に立ちたい」という想いが高まり、金融業界を志す。中でも多様な資産を一人の担当者が預かり、長く信頼を託される信託銀行の仕事に魅力を感じ、入社を決意。
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初期配属
(1年目の仕事)新宿支店コンサルティング営業課(個人事業)に配属。個人のお客さまへの資産運用提案を担当し、金融商品の知識を身につけながら、お客さまとの信頼関係の築き方を学ぶ。
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入社5年目~10年目の
仕事2014年4月から資産金融部(投資家事業)にて、流動化業務・投資商品にかかる資金決済・期中管理などのミドル・バック業務に従事後、商品組成も担当。2022年からは投資家企画部(投資家事業)にて、商品開発部署の支援・投資家向け商品開発の企画・推進に携わる。
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現部署・チームの
業務内容2025年1月より、サステナビリティ推進部に所属。現在の業務は、三井住友トラストグループ全体のカーボンニュートラルに向けた企画・推進。当グループ全体の取組を社内外に発信していく役割も担う。また、事業者等と連携し、気候変動などの社会課題を金融の仕組みと結びつけ、経済的リターンも生み出すことができる取り組みにもチャレンジしている。
金融の新しいかたちで、社会課題に挑む。
サステナビリティ推進部の大きな役割は、当グループ全体のサステナビリティ戦略の企画と推進を担うことです。当部は、気候変動をはじめ、人権問題など幅広いテーマを横断的に扱っています。私が担当しているのはグループ全体のカーボンニュートラルに向けた戦略を企画・推進することです。具体的には、気候変動レポートの発行を通じて、グループ全体の取り組みを広く社外に発信するとともに、社員向けの研修などを通じて、ケイパビリティビルディングにも携わっています。
また、事業者等との連携を通じて、社会課題と金融の仕組みを結び付けたビジネス化にも関わっています。当部署には金融以外の専門的な知見を持つメンバーも多く、エネルギーやインフラなどの知見を組み合わせながら新しい仕組みを模索しています。やりがいを感じるのは、社会的に大きな課題に対して「金融だからこそ生み出せる役割」があることです。サステナビリティの取り組みは“善いことをする”だけでは続きません。経済的なリターンも生み出し、資金が循環する仕組みをつくってこそ、初めて持続可能になる。金融機関としてそれを実現する仕組みを設計し、社会にお金の流れを生み出していくことに大きな意義を感じています。まだ誰も答えを持たない領域に挑む難しさはありますが、挑戦する面白さとやりがいを強く感じています。
ゼロから挑んだ、
国内初の総合型インフラファンド設立。
これまでの社会人生活で印象的な仕事の一つが、投資家企画部に所属していた頃に手がけた、投資助言会社「ジャパン・エクステンシブ・インフラストラクチャー(JEXI)」の立ち上げです。本件は、日本ではまだなじみの薄い総合型インフラファンド(水道等の公共設備やデータセンター等のデジタルインフラ等社会の基盤となる事業に投資し、安定した収益と社会貢献を両立させる仕組み)に関わるプロジェクトで、会社設立準備からファンドの商品設計まで一貫して、実務担当者として携わりました。背景には、日本の社会インフラの老朽化や、脱炭素、デジタルインフラなどに多くの資金が必要とされる状況がありました。これまで日本のインフラ整備は、事業会社や官公庁が中心に進めてきましたが、財政だけでは十分に対応しきれない現状があります。一方で、国内のインフラファンド市場は海外に比べてまだ発展途上であり、民間資金を呼び込みながら社会基盤を支える新しい仕組みが求められていました。そこで「国内資金を国内で循環させる」という使命を掲げ、商品コンセプトの策定から組織づくり、当局との調整や社内審査まで、あらゆる仕組みを手探りで構築しました。前例がなく、何が正解かも分からない。だからこそ、自分たちで論理を積み上げ、実現の道筋を探りながら進めていくしかありません。監督官庁との調整では、適切な枠組みやガバナンス体制を検討し、国内外の事例を参考に少しずつ制度を整備しました。同時に、社会的意義と経済的リターンを両立させるファンドとして共感を得るため、プロジェクトメンバーとともに、それぞれ立場の異なる社内外関係者に構想と想いを丁寧に伝え続けました。その結果、日本政策投資銀行や大手金融機関、生命保険会社などから賛同いただき、資金調達はわずか9か月で目標の300億円を上回る330億円に到達。新聞の一面にも掲載され、社会的にも大きな反響を呼びました。
自分の幅を決めない。
だからこそ、未来が広がっていく。
総合型インフラファンドの設立プロジェクトは苦労の連続でしたが、その経験を通じて実感したのは「ストーリーを語る力」の重要性です。数字や制度の説明だけでは人は動かない。「なぜ今やるのか」「どんな未来につながるのか」を語り、関係者の共感を得ること。その積み重ねがプロジェクトを成功へと導いたのだと思います。そしてこの学びは、正解のない議論をまとめていく現在のサステナビリティ企画・推進の仕事にも生かされています。
将来の目標は、社会課題の解決のために資金を循環させる新たな仕組みをさらに広げていくことです。サステナビリティの取り組みを社会貢献にとどめず、投資家にとっても魅力あるリターンを生み出すものへと進化させたいと考えています。当社には様々な専門性を持つ社員がいて、知識・経験の掛け合わせが新たな挑戦に繋がっていく。その一歩一歩が、社会と自分自身の未来を切り拓いていくと信じています。
