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  3. 資産運用事業 オルタナティブ運用部 / 村松
Interview

険しい道に挑み、
新たな世界を拡げる。
それがリードする者の使命。

村松Muramatsu
資産運用事業
オルタナティブ運用部
2011年入社

Career Pass

これまでの歩み

  • 2011年

    入社。個人事業に配属。福岡支店で個人のお客さまへの住宅ローン営業を担当

  • 2014年

    大阪本店法人業務部へ異動。大学や財団といった機関投資家への資金運用や不動産関連の提案を担当

  • 2020年

    投資金融開発部(現、資産運用事業オルタナティブ運用部)へ異動。プライベートエクイティファンドに関する投資プログラムの開発・設計・ゲートキーパーを担当

  • 2025年

    資産運用事業において専門的に業務を担っている三井住友トラスト・インベストメントへ出向。プライベートアセットに関する投資業務の社内知見・リソースを同社に集約・再編し、引き続き当該領域の業務に邁進中

株式や債券といった伝統資産だけでなく、より高いリターンを求めて、非上場株式を対象とするプライベートアセットへ機関投資家が運用を拡張している。資金・資産・資本の好循環を生み出すために発足した三井住友信託銀行の投資事業で、プライベートエクイティ投資プログラムの組成業務を担っているのが、村松だ。入社15年目の視界と手応えを聞いた。

プライベートエクイティファンドを組み合わせ、
投資プログラムを組成する。

公開市場で取引できる上場企業の株式などのパブリックアセットとは違い、非上場企業の株式などのプライベートアセットは、情報も公開されておらず、これまでハードルの高い投資と受け止められていた。しかし、日本の機関投資家も、より高いリターンを目指して積極的に検討するようになっている。2020年からこの領域の業務に従事し、投資家の投資機会を大きく拡げている一人が村松だ。

銀行や保険会社といった金融機関や年金基金等の機関投資家をお客さまとして、そのお客さま専用のプライベートエクイティ投資プログラムを組成し、運用を行うのが私の仕事です。「ファンド・オブ・ファンズ」といって、グローバルに展開するプライベートエクイティファンドなどを複数組み合わせて、ファンドに投資するファンドを組成しています。

プライベートアセット領域は資産運用事業における注力事項であり、同時に機関投資家の皆さまにおいても運用拡張を検討する領域で、今、非常に伸びています。機関投資家のお客さまにとっても新しい領域への挑戦であり、その分、議論や検証を重ねて、お客さまが目指す姿にたどり着くように試行錯誤を重ねていきます。

そこに私も向き合って、ご要望や懸念点をお聞きしながら、世界中のファンドのデューデリジェンスやモニタリングを担当しているチームのメンバーと相談し、どんなポートフォリオを組むことが相応しいのかを検討していきます。そのお客さま専用の投資プログラムをオーダーメイドで設計し、数ヶ月かけて、分厚い契約書にサインをいただき、ファンドローンチさせる瞬間はいつも達成感に満ちています。

反対する意見も受けた。
それでもやれる方法を探した。
先輩が一緒に奔走してくれた。

多様なプライベートアセットをどう組み合わせることが、このお客さまの運用にはふさわしいのか。期待されるリターンをクリアしながら、リスクを最小化するにはどうすればいいのか。機関投資家のお客さまには30年以上、運用をやっているベテラン担当者も在籍している。期待されるレベルをクリアするのは簡単ではないと村松は言う。

ある案件では、ご要望を満たすために、海外のインフラや貸出債権、不動産など複数の性格の異なる資産を束ねたファンドの組成に取り組みました。様々な資産を束ねる分、資産ごとのリスクリターン特性の分析、キャッシュフローシミュレーション、投資対象地域の税制の検証など、考えることが多岐に渡ります。社内でも前例がなく、従来の社内組織を横断した業務対応も必要となり、「その設計は難しいのではないか」という反対する意見も受けました。

「やっぱりできないです」とギブアップすることは簡単でした。しかし、お客さまの期待に応えたい気持ちと、検証を重ねた結果、不可能ではないことを確かめた私は、その挑戦をすることにしたのです。まさに暗中模索の日々でしたが、経験豊富な一人の先輩が社内調整に一緒に奔走してくださいました。業務運営に関する社内ルールまで新たに策定し、1年ほどかけてファンドローンチに漕ぎ着けることができました。

当社には、自分の意見を持ち、自ら判断して仕事を進めることを良しとする文化があり、懸命にやっていると知見を持ったタテヨコナナメの然るべき人が協力してくれる。こんな経験は一度や二度ではありません。当社らしさだと思います。

形のない金融商品に感じてきた「手触り感」。
知識、設計力、インスピレーションをもっと自分に。

入社当初は福岡支店で個人向けの営業を経験。その後、大阪本店法人業務部で大学や財団向けの営業を経験。お客さまへの提案活動を通じて運用プロダクトに興味を持った村松は、入社9年目に「オルタナティブ運用部」の前身である投資金融開発部に手を挙げて異動している。以来、多くのプライベートアセット領域のファンド組成に取り組んできた村松だが、まだ半人前でさえないと自らを評価する。

任される裁量と責任は、他社と比べても、相当大きい。それは事実だと思います。ただ、世界のファンドを全部知っているような上司や、「前の市場イベントのときはこうだった」という経験をたくさん積んでいる先輩と話すと、知らないことが多々あって、この領域は底知れぬ世界だと感じます。お客さまにより良いご提案をするには、まだまだ自分にはピースが足りていない。知識、設計力、インスピレーションをもっと高めていく必要があると感じています。

自分の強みは、新入社員の頃から営業担当としてお客さまとの接点で仕事をしてきたこと。現在は運用部署の人間ではありますが、顧客対応力や折衝スキルは経験を通じて身につけてきました。お客さま専用のファンドを組成する業務でも指導的な役割を担うようになり、これまで失敗や苦労もしてきたことで、ファンドごとの特性への理解や、これならいける・いけないといった勘が働くようになっています。金融商品は触れられるものではありませんが、「手触り感」を持って仕事ができるようになっていることに成長を感じています。

お客さまへの責任を全うする道を選ぶ。
受託者精神はお題目じゃない。

今後はオルタナティブ運用部の香港チームでの仕事や、ファンド側のカバレッジも経験して「自らの仕事の面積を広げたい」と語る村松。入社15年目の今、感じている三井住友信託銀行らしさを聞いた。

たとえば提案内容を判断するとき、自分たちがラクじゃないとしても、お客さまへの責任を全うするにはこっちの提案じゃなければいけないだろうといった判断が日常的にされている。面倒だとわかっていてもそういう道を選ぶ。「受託者精神」に則って仕事をするという言葉は、単なるお題目ではなく、社員の行動として根付いているのを実感します。

日本の人は、まだまだ投資をしていないと思います。特に先進的な投資は、ごく限られた機関投資家だけ。プライベートアセットへの投資の裾野をもっと拡げたり、従来のやり方に限らない新しい投資のあり方をつくって、個人の方にも投資していただけるようにすることで、何千億、何兆という資産が循環を始めるのだと思います。資金の需要がある側も、資金を供給する側も、お互いが活性化して、ひいては社会が活性化していく。投資の世界を拡げていくことが、この業務におけるリーディングカンパニーとしての使命だと思っています。

日本の資金・資産・資本が大きな循環を始めるとき、そこに村松たちの仕事がある。投資を活発にする良質な土壌となって、次の社会を開花させる。