Interview

視線は世界へ。
あらゆる情報を組み合わせ、
市場の未来を導き出す。

大嶋康平Kohei Oshima

マーケット事業

マーケットメイクビジネスユニット
2018年入社　経済学部卒

Career path

これまでの歩み

入社のきっかけ

大学では経済学を専攻し、金融政策が物価に与える影響について研究。就職活動は、「主体的に働くことができる環境」を軸に行った。少人数で裁量が大きいことや、選考の中で出会った社員の方々の前向きに物事に取り組んでいる姿勢に惹かれ、入社を決意。
初期配属（1年目の仕事）

マーケット事業市場決済部に配属され、国内証券決済を担当。金融商品の基礎知識を身につけながら、日本国債（JGB）などを取り扱う業務に従事。
現部署・チームの業務内容

2019年にマーケットメイクビジネスユニットに異動。為替チーム、デリバティブ※チーム通貨オプションデスクを経験し、現在は、デリバティブチーム円金利非線形デスクにて、金融商品の価格変動リスクの回避や低コストでの資産調達を行う。
※株式・金利・為替などの原証券や通貨売買の在来の取引法から派生した、新しい金融商品。

若手のうちから、大きな裁量。
“強いトレーダー”が生まれる風土がある。

私が所属するマーケットメイクビジネスユニットの主な業務は、為替や金融派生商品などの売買仲介を通じ、お客さまが抱えるリスクを適正価格で引き受けることや、資産運用に伴う健全なリスクテイクにおいてその機会をご提供することです。中央銀行の政策や各国の経済指標、影響力のある機関・人物の発言など、様々な要素で相場は変動します。そのため、日々あらゆる情報を収集し、解釈し続けなければなりません。また、数億、数十億円もの金額をそれぞれのトレーダーの裁量によって動かしています。そんな責任のある仕事を若手のうちから任せてもらえることが当社の特徴です。緊張感が高まる場面も多いですが、自分の相場観と市場の動きが狙い通りのタイミングで合致したときや、成果を生み、お客さまから感謝の言葉をいただけたときに、大きな喜びを感じます。

周りには、プロフェッショナルがいる。
先人たちの知見・ノウハウを成長の糧に。

私にとって思い出深い仕事は、以前所属していた通貨オプションデスクで携わったトレーディングです。通貨オプションのマーケットは、金融工学のモデルやリスクコントロールが複雑であるため、日系・外資系を含めても数社しか参加していない、正にプロのマーケット。非常に難易度は高く、葛藤することも多かったです。そのときに意識したのは、直属の先輩からいただいたアドバイスでした。それは、複雑なマーケットであるほど、「自分の描いたシナリオ通りに動いているか」という基本に立ち返ること。また、社内には様々なプロダクトに精通したスペシャリストが数多く在籍しています。そうした方々から知識や手法を吸収しながら、あらゆるデリバティブの動きもよく把握したうえで、定性的に取引を実施していきました。結果的に目標を大きく上回ることができ、達成感と自信を得られた経験となりました。尊敬できるプロフェッショナルの存在と、長年蓄積されたノウハウの活用によって、トレーダーとして成長できる環境が当社にはあります。そして、一人ひとりの成長が、お客さまへのより大きな価値提供へと繋がっているのだと思います。

世界基準のトレーダーになりたい。
必ず。

当社には、上司との定期的なキャリア面談があるほか、「社内公募制度」を使って希望の事業・職種に自ら手を挙げる機会があります。それぞれが想い描くキャリアを選択できる環境・制度によって、数年ごとに新しい仕事にチャレンジすることも、一つに絞って専門性を高めていくことも可能です。私は今後もトレーダーとしての専門性・能力の向上を追求していきたいです。直近で目指しているのは、ロンドンやニューヨークといった海外支店での勤務です。世界のマーケットの中心地で、様々なプロダクトのトレーディングを経験し、グローバルに活躍できる人材になる。あらゆる情報をキャッチアップし、仮説を立て、未来を捉えられる人材になる。それは私にとって、将来の夢ではなく、数年後には実現したい明確な目標です。